組合員対象にSDGs取り組み支援 - JAいちかわ

供給金額の10%をJAが助成

 JAいちかわは3月から、組合員を対象に、農業生産における国連の持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みに対して支援を始めた。

 対象は①スマート農業への取り組み②施設園芸の省エネ設備導入や災害時でも持続可能な取り組み③米選別機による品質向上への取り組み④農薬の適正管理への取り組み⑤耕作放棄地の発生抑制と利活用への取り組み──の事業。

 JAの購買事業を利用した取り組みで、1人1事業に限って供給金額の10%(上限25万円)を助成する。

 各経済センターで受け付け、申込時に申請書や事業計画書、見積書などの提出が必要。内容の説明を受けた管内の生産者は「農業支援は助かる。併せてSDGsの取り組みにも貢献できることはうれしい」と話す。

 支援策は2023年度に設立60周年を迎えるJAの記念プロジェクトの一環。期間は11月30日まで。支援総額は500万円。


<2022年3月 22日付け  日本農業新聞  ワイド1首都圏>