稲・野菜の肥料を特別価格で販売 - JAくま

管内4ヶ所の購買店舗で「トラック市」を開催

 JAくまは1月下旬、管内4カ所の購買店舗で水稲・野菜の肥料を特別価格で販売する「トラック市」を開いた。

 同市は自己改革の取り組みの一つ「農業者所得の増大」を目的として、年に2回開かれている。同市は認知度が高く、肥料価格高騰もあり、需要はさらに高まっている。

 あさぎり地区の購買店舗では販売開始時間の1時間以上も前から購入希望者が来店。開始30分前には敷地駐車場に50台ほどの列ができた。4店舗全体で約1万400袋(1袋20キロ)の販売実績となり、約638万円の負担軽減につながった。

 同市では、JAが成分や効果などメーカーと共同開発したプライベートブランド(PB)肥料の化成肥料3種類を販売。今回、JA発足30周年を迎えた特別企画として通常価格より最大で800円程度安く販売した。

 開始1時間前に来たという40代男性は「肥料価格が高騰する中、トラック市は生産コストを抑えるために助かっている。今後は種類を増やしての開催を期待したい」と話した。

 JAは今後も生産コスト低減、農業所得の増大への取り組みを続けていく。


<2023年 2月 3日 (金)付け  日本農業新聞  ワイド2九州>