配偶者暴力(DV)による被害者を支援 - JA高知県

一人でも多く社会復帰を

 JA高知県女性部れいほく地区は8月上旬、配偶者暴力(DV)による被害者を支援するため、高知市の県女性相談支援センターに米や野菜、日用品などを寄贈した。

 同センターはDV被害にあった女性からの相談を受け付けており、一時的な保護や新生活に向けた支援を通じて復帰の後押しをしている施設。県内のDV被害の実態を知った同女性部の川井由紀さん(60)の呼びかけで、2007年から毎年行っている。

 部員らが持ち寄った米やカボチャ、ジャガイモ、ミニトマトなどの野菜の他、食器やタオルなどの日用品が集まり、寄贈された。同部の真辺由香部長は「利用者からの喜びの声はうれしく、励みになっている。今後一人でも多くの方の社会復帰につながるように支援を行っていきたい」と話した。

 同センターの山岡幸善所長は「毎年たくさんの物資を届けてもらいありがたい。心待ちにしている方も多くいるので新鮮なうちに届けたい」と感謝した。持ち込んだ物資は、センター職員から支援を必要とする人に配布される。


<2024年8月16日(金) 日本農業新聞 ワイド2四国>