3市1町へ新米を4トン贈呈 - 埼玉・JAさいかつ

子ども食堂を運営する市民団体や社会福祉協議会に提供

 JAさいかつは10月、JA管内の三郷市、八潮市、松伏町、吉川市の3市1町に新米計4トンを贈呈した。JA共済連埼玉の地域・農業活性化積立金を活用し、さまざまな事情で食事が取れない人に、地場産のおいしい新米を食べてもらおうと実施した。

 米は、同JA管内で取れた特別栽培米「コシヒカリ」で、食味値が80以上のものを厳選した「吉川のしずく」。

 10月中旬、八潮市で開いた贈呈式では、JAの根岸信一郎組合長から、同市の大山忍市長に新米1トンが贈られた。米は、同市を通じ市内で子ども食堂を運営する市民団体や、社会福祉協議会に提供される予定だ。

 根岸組合長は「少しでも地域の皆さまの一助となることができればと思い、管内の米を贈呈した。おいしい新米をいっぱい食べて、喜びと幸福感を味わってもらいたい」と話した。

 大山市長は「米の収穫量が悪い中、新米を1トンも寄贈していただき大変ありがたい。社会福祉協議会を通し、子どもたちが笑顔になるよう大切に頂きたい」と話した。


<2024年10月24日(木) 日本農業新聞 ワイド1首都圏>