五つの防災術を体験 - JAみやぎ仙南

JAが初のこども大学

 JAみやぎ仙南は22日、柴田町の本店で「JAこども大学」を初めて開講した。年2回のカリキュラムで「こども防災スクール」と、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みの一環として「古着でのクリスマスリース作り」を行う。
 JAは、女性大学で子どもと一緒に参加できる親子体験講座を組み入れ、好評を得ていることから、子どもたちに地域の学びの場を提供しようと企画した。
 第1回は、雑誌『家の光』記事をフル活用した防災グッズ作りや防災食の調理などを実施。親子合わせて20人が参加した。オリエンテーションとして、子どもたちに知っておいてほしい防災知識をクイズ形式で学習。その後、ポリ袋で炊くご飯とオムレツ作り、新聞スリッパやおわん、ツナ缶ランプ、Tシャツエコバッグ作りの五つの防災術を体験した。
 学習した内容を、JA職員が作成した「こども防災手帳」にまとめ、参加者全員で1日の内容を振り返った。
 最後に子どもたち全員に記念品の防災グッズを配布し、お手製のTシャツエコバッグに入れて持ち帰った。(日本農業新聞2020年8月25日付ワイド1東北より)