食品ロス削減+食支援 フードドライブ協賛 - JAさがみ

「食品の提供・譲渡に関する合意書」を締結

 JAさがみは、公益法人フードバンクかながわ主催のフードドライブに、ユーコープかながわとともに7月から協賛している。
フードドライブは家庭で余っている食品を持ち寄り、フードバンクを通じて、食支援が必要な人たちや施設に届け、食品ロスをなくす取り組み。フードドライブの案内やJAさがみ管内に設置された回収ボックスの場所が書いてあるチラシを配布している。
そんな中、案内するだけでなく実践もしていこうと、7月下旬から8月21日まで、役職員を対象に、本店と総合経済センターの2カ所に専用ボックスを試験的に設置している。
 JAは昨年7月、同法人と「食品の提供・譲渡に関する合意書」を締結し、入会した。同法人が取り組むフードバンク活動を支援し、食品ロス削減による環境対策や、地域・社会福祉の増進に寄与する。
 当初、今年度の総代会や各種部会などの活動時に回収容器を準備し、組合員や地域の人、役職員などに提供を呼び掛ける予定だったが、新型コロナウイルスの影響で見合わせていた。この協賛を機に改めて取り組む。
 担当する地域ふれあい課の西部敬さんは「支援をしつつ、SDGs(持続可能な開発目標)を意識して無駄をなくし、食の見直しをしてもらえたら」と語る。(日本農業新聞2020年8月6日付ワイド1首都圏より)