世界中の子どもたちへワクチンを ペットボトルキャップ回収運動 - JA鹿児島県女性協
結成65周年を記念、鹿児島県内統一の協同活動
JA鹿児島県女性組織協議会は結成65周年を記念して、鹿児島県内統一の協同活動として、SDGsの実践に取り組んでいる。その運動の一つとして世界の子どもたちにワクチンを届けようと、ペットボトルキャップの回収をJA女性部に呼び掛けている。
ボトルキャップ6万345個寄付(JA鹿児島みらい女性部)/食農交流する地元小学校へ 集めたキャップ託す(JAあいら女性部)/キャップ回収しエコ活動(JAそお鹿児島女性部) / ボトルキャップ集め社協に寄付(JA鹿児島きもつき女性部)
■JA鹿児島みらい女性部は9月28日、ペットボトルキャップの回収運動「おごじょ★集めます!」で集まった6万345個(約140キロ)を「世界のこどもにワクチンを日本委員会(JCV)」に寄付した。
同女性部は、JA県女性協結成65周年記念である、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に係る統一活動としてペットボトルキャップの回収運動を展開。「世界の子どもたちにワクチンを届ける」を目的に、6月から各支部女性部と全支店で取り組んだ。
この日は、JA女性部役員らが、集めたキャップを鹿児島市の新興エコ谷山工場に搬入。「3カ月でたくさん集まった。一人でも多くの子どもにワクチンを届けるため、これからも活動を続けていきたい」と話した。 (日本農業新聞2020年10月9日付県版鹿児島より)
■JAあいら女性部は9月上旬、部員らが集めたペットボトルキャップを、食農教育活動などで交流のある姶良市立三船小学校に寄贈した。同校が青少年赤十字の社会貢献活動でキャップを集めていることを聞き、子どもたちに活用してもらおうと、女性部役員5人が同校を訪れ、子どもたちに手渡した。
JA県女性協は結成65周年を記念し、県内統一の協同活動として、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実践に取り組んでいる。運動の一つとして世界の子どもたちにワクチンを届けようと、ペットボトルキャップの回収をJA女性部に呼び掛けている。
同JA女性部では、この呼び掛けに応じ、6月初めから8月まで全支部一斉に取り組んだ。部員一人一人に声掛けして集めた結果、合計で201キロ(約8万6000個)となった。ワクチン購入費用の約100人分に相当するという。
キャップを分別回収することで再資源化を促進し、二酸化炭素(CO2)の発生を抑制する効果もある。
同校6年生の児童は「こんなにたくさん集めていただいて感謝します。これからも世界の子どもたちを救う活動を頑張ります」と、笑顔で受け取った。(日本農業新聞2020年9月11日付県版鹿児島より)
■JAそお鹿児島女性部は、JA支店や総合センターなどに回収箱を設置し、ペットボトルのキャップ回収運動に取り組んでいる。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の活動の一環。組合員や職員らが協力し、約30袋(1袋約5キロ)を集めた。
キャップを分別回収して再資源化することで、二酸化炭素の削減につなげるとともに、キャップの再資源で得た売却益で発展途上国の子どもたちにワクチンを届ける。
JA女性部大隅支部は、集まったキャップを曽於市社会福祉協議会に贈呈した。川野里子支部長は「今後もエコを意識し、回収運動を続けていきたい」と話した。(日本農業新聞2020年10月2日付県版鹿児島より)
■JA鹿児島きもつき女性部は、7月上旬から9月末に回収した計102キロ(約4万4200個)のペットボトルキャップを鹿屋市社会福祉協議会に寄贈した。代表して女性部の新村和子部長が協議会職員に手渡した。
JA県女性協では、結成65周年記念の統一協同活動として、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を実践。県内JA女性部に声を掛け、世界の子どもたちにワクチンを届けようと、ペットボトルキャップの回収に取り組んでいる。
同JA女性部では、全10支部が回収運動に取り組んだ。新村部長は「活動は二酸化炭素の削減につながる。3カ月という短い期間だったが、部員らに感謝したい」と話した。(日本農業新聞2020年10月30日付県版鹿児島より)
集めたボトルキャップを届ける女性部役員(JA鹿児島みらい)
小学校にボトルキャップを贈った女性部員(JAあいら)
SDGsを実践 活動継続に意欲
3カ月間の活動で約600キロのペットボトルキャップを集めた各女性部
社協へキャップを贈呈する川野支部長㊨(JAそお鹿児島)
ボトルキャップを手渡す新村部長㊨(JA鹿児島きもつき)