フードドライブの輪広がる - JA秋田ふるさと
女性部が支店、営農センターとタッグ
JA秋田ふるさと女性部では、各支店や営農センターと連携し2020年度より地域貢献活動の一環で、家庭の余剰食品を寄付する「フードドライブ」を展開している。食品ロス削減などSDGs(持続可能な開発目標)の目標に該当する活動へ貢献し、さらに女性組織の活性化につなげたい。またこの取り組みは徐々に秋田県内の女性組織へ広がっている。
食品ロスを減らそう──。JA秋田ふるさと女性部は1日から家庭に眠っている食べきれない食品を必要な世帯や福祉施設などに寄付する「もったいない」を「ありがとう」に変える活動として「フードドライブ」を実施している。
横手市管内のJA支店や営農センターに回収ボックスを設置し、職員が受付する。寄付を募る食品は、米や缶詰・調味料各種など賞味期限が1カ月以上残っていて常温保存が可能な未開封のものとなっている。
JA職員は「集まった食品には地元横手の食品もあり、地産地消にもつながる。地域の人にも協力してもらえている」と話した。
(2020年6月9日付 日本農業新聞ワイド2東北より)
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JA秋田ふるさと女性部は「もったいない」を「ありがとう」に変える「フードドライブ」活動を展開している。16日、横手市管内の各支店や営農センターに寄せられた食品を社会福祉法人横手市社会福祉協議会へ寄付した。
寄せられた食品には、玄米の「あきたこまち」、缶詰、調味料、インスタント食品など地域の特産物をはじめとしたさまざまな食品が集まった。これらの食品を同協議会を通じて子ども食堂やフードバンクへ寄付する。
同女性部の神谷光子女性部長は「今回ふるさとで企画したフードドライブ活動に地域の皆さんが興味を持ち、たくさんの食品が集まったことに本当に感謝している。地域の人たちの協力を得ながら困っている人たちに支援できるということがすごくありがたい」と話した。
寄付を受けた同協議会の七尾覚事務局次長は「ふるさと女性部をはじめとした団体が活動を広めてくれることで、集まりにくいカップラーメンなど、すぐ食べられる食品の種類や量も豊富に集まった」と感謝を述べた。
同JA女性部は今後も横手市管内の各支店や営農センターに回収ボックスを常設しフードドライブ活動を継続していく。
(2020年6月19日付 日本農業新聞ワイド2東北より)