eスポーツで交流 - 宮城・JAみやぎ登米

空きスペースを地域住民交流の場に

 JAみやぎ登米は8日、西部南方店で「eスポーツ体験講座」を初めて開いた。地域住民が交流を深め、健康維持につなげるのが狙い。JAはエリア体制化に伴い、一部機能が移転し、空きスペースがある「よりそい店」を、地域住民の「よりそいの場」として提供する。今回の講座は、西部南方店を「よりそい店」の活用モデルにしようと企画した。

 「eスポーツ」は「エレクトロニック・スポーツ」の略で、電子機器を使って行う対戦競技。同日は、NTT東日本の職員を講師に招き、組合員や農林中央金庫、JA職員ら約50人が参加。テレビゲームやタブレットを用いたアプリゲームを用意した。

 参加者は、レーシングゲームやパズルゲームの「ぷよぷよ」、アプリゲームに挑戦。慣れない操作に苦戦しながらも、対戦を楽しみ、会場には応援する大きな声が飛び交った。

 参加者は「ゲーム機に初めて触ったので不安だったが、とても楽しめた。またやってみたい」と笑顔で話した。

 JAは今後も、健康管理活動などの集いの場として「よりそい店」を活用していく方針で、「eスポーツ体験講座」は11月にも開く予定。


<2023年9月20日(水) 日本農業新聞 ワイド2東北>