女性活躍 行動計画を宣言-JA鹿児島きもつき

仕事も育児も介護も みんなで助け合い

 JA鹿児島きもつきは女性が活躍できる職場づくりを進めようと、「頑張りすぎず 仕事も育児も介護も みんなで助け合い」という行動計画を宣言した。公私を問わず「頑張り過ぎる」女性のキャリアパスを形成するため、職務の適性を性別ではなく人物で見出し、職員同士で支え合う職場環境を目指す。

 JA合併30周年記念式典で行動計画を宣言した。宣言したリスク審査課の辻京子課長は「『JA女性職員活躍サミット』に参加し、女性が活躍する職場環境をつくるには多くの課題があると感じた。まずできることを考えたとき、職員同士の『助け合い』が浮かび、今回の行動計画宣言につながった。職員が無理なく働ける環境になればよい」と話す。

 このサミットは鹿児島きもつき、千葉・いちかわ、神奈川・はだの、長野・松本ハイランド、ぎふ、滋賀・グリーン近江、みえきたの7JAが5月、東京都で開いた。各JAから組合長や女性職員らが参加。女性の登用や職場環境の改善などで意見交換した。

 下小野田寛前組合長は「これからは女性の力が必要。女性職員が活躍できる職場環境の実現が『チームきもつき』皆の幸せにつながると確信している」と話した。


<2024年6月19日(水) 日本農業新聞 ワイド2南九州>