長野県
児童が育てた小麦でピザ作り体験 - 長野・JAみなみ信州
女性部スピカの食育活動
JAみなみ信州女性部喬木支部フレッシュミズグループ「Spica(スピカ)」は、喬木村立喬木第一小学校の6年生48人とピザを作った。児童らが5年次から取り組んできた小麦栽培の集大成。メンバー5人と同支部員、JA職員が協力した。児童らは、自分たちで育てた安全・安心な小麦のピザを、焼きたてで味わった。
小麦栽培を通した同グループの食育活動は11年目。この日は、特製の窯で焼き上げるトマトソースピザと、フライパンでできるカレーソースピザの2種類を作った。全粒粉を混ぜて栄養価の高い生地を作り、ピザに載せるタマネギ、ジャガイモ、ズッキーニ、ピーマンなどの食材はできるだけ地元産を使った。
生地を発酵させている間に麦まき、麦踏み、除草、麦刈りと1年間の栽培管理を振り返った。クイズで理解を深めながら、栽培の大変さ、楽しさを伝えた。
牧内莉久さん(11)は「小麦作りの作業が楽しみだった。みんなで作ったピザもおいしかった。家でも小麦を使って、いろいろな料理を作ってみたい」と話した。
スピカメンバーの清水純子さん(50)は「今年も子どもたちと一緒に楽しくピザ作りができた。今後もメンバーと協力し合い、安全・安心な小麦の魅力、農業の大切さを伝えていきたい」と話した。
<2024年12月6日(金) 日本農業新聞 ワイド2信越>
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