JA FACT BOOK

JAの共済事業

「相互扶助」を事業活動の原点とする「JA共済」

JAの共済事業は、組合員があらかじめ一定の資金(共済掛金)を出し合い、共同の財産を準備することで、生活を取り巻くさまざまなリスクに備える「相互扶助」(助け合い)の保障制度です。病気やケガ、火災や自然災害、交通事故などの不測の事態が生じたときに、組合員やその家族に生じる経済的な損失を補い、生活の安定を図ることを目的に、JAとJA共済連が一体となって組合員・利用者の皆さまに保障を提供しています。

JA共済は、人々が助け合い、支え合って生きてゆける社会の実現という「相互扶助」の理念のもと、農協の共済事業として昭和23年にはじまりました。事業開始以来70年以上にわたり、相互扶助の理念のもと、地域に「しあわせの輪」を広げ、豊かで安心して暮らすことのできる地域社会づくりに取り組んでいます。
 特に東日本大震災をはじめとする大規模自然災害の際には、いち早く共済金をお届けし、組合員・利用者の皆さまのお役に立っています。

保障・サービスの提供と地域貢献活動

JA共済の使命は、組合員・利用者の皆さまが不安なく暮らせるよう、生活を取り巻くさまざまなリスクに対して幅広く保障するよう努めることです。

万一のときや病気、ケガ、老後などに備える「ひと」の保障。火災はもちろん、地震や台風などさまざまな自然災害に備える「いえ」の保障。そして自動車事故による賠償やケガ、修理に備える「くるま」の保障。この「ひと・いえ・くるまの総合保障」を通じて、それぞれの目的やライフプランに応じて充実した保障を提供し、皆さまの毎日の暮らしをバックアップしています。

さらに、農業者の皆さまが安心して農業経営に専念し、安定的な事業・生活基盤を築いていただけるよう、農業者に共通する「生産」から「出荷・販売後」までのさまざまな賠償リスクについて一体的に保障する「農業者賠償責任共済ファーマスト」をはじめ、農業者向けの各種保障を提供しています。

また、JA共済では、保障・サービスの提供に加え、さまざまな地域貢献活動を行っています。平成28年度からは「地域・農業活性化積立金」を創設し、従来から行っていた健康管理・増進活動や災害救援、交通事故対策活動などの「ひと」「いえ」「くるま」分野の地域貢献活動に加え、地域の実情に応じた「くらしや営農」に関するさまざまな活動に取り組んでいます。

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