直売所「すかなごっそ」野菜ボックス人気 - 神奈川・JAよこすか葉山

通販売れ行き好調

 JAよこすか葉山農産物直売所「すかなごっそ」は、農業所得の増大や農業生産の拡大を目指して通信販売を強化し、売れ行きが好調だ。12月から、同直売所の通販サイトで期間と数量限定の「送料半額キャンペーン」を始め、一層の利用を促す。

 通販では、野菜の詰め合わせや独自の加工品などを販売し、リピーターも年々増えている。遠方からの贈答用の注文も増えるなど、広がりを見せる。

 本年度は「よこすか野菜」の知名度向上へ、横須賀市と連携。グーグル検索などで表示する店舗情報管理ツール「グーグルビジネスプロフィール」の活用を始め、通販サイトへの導線を確立した。

 7月には送料半額キャンペーンを実施し、季節の野菜を詰め合わせた「すかなボックス」の売り上げが通常月の約2、3倍になり、好評だった。JA全農が運営する「JAタウン」でも商品の取り扱いを開始。11月には「野菜ボックス人気ランキング」で、「すかなボックス」が全野菜ボックス中の1位を獲得した。

 「すかなボックス」は、その日に出荷された野菜をJAの担当者が厳選して詰め合わせる。3000円の商品には野菜約10点が入る。冬季は特産品のキャベツやダイコンなどの定番野菜を中心に、色鮮やかで珍しい野菜など直売所ならではの選定も意識する。

 高橋祐太郎店長は「通販をきっかけに来店や遠方の顧客からのリピート購入につながればいい。素晴らしいよこすか野菜を全国に広めたい」と意気込みを語った。


<2023年12月5日(火) 日本農業新聞 ワイド1首都圏>