兵庫県
オリジナル牛ふん・鶏ふん混合ペレット肥料を開発 - 兵庫・JAみのり
地域資源を活用し環境配慮とコスト削減で農業生産の拡大を目指す
JAみのりは、黒田庄牛のふんと北播磨特産の鶏のふんを原料としたオリジナルの牛ふん・鶏ふん混合ペレット肥料「ゆめあぐりペレット」を開発した。JA土づくりセンターが約1年半かけ、独自の配合を実現した。環境配慮型農業の推進と、肥料高騰に悩む農家のコスト低減を目指す。
開発のきっかけは、組合員から「黒田庄牛の良質な牛ふんを使ってペレット肥料を作ってほしい」と強い要望があったこと。牛ふんは土壌改良効果が高い半面、単体では窒素成分が不足する課題があったため、窒素が豊富な鶏ふんを絶妙なバランスで混合した。成分比は窒素・リン酸・カリウムを「7対3対3」とすることで、土づくりと肥料効果を兼ね備える資材に仕上げた。
牛ふん由来の有機物が土壌の通気性や保水性を改善して団粒化を促進し、土中の微生物を活性化させる。さらに窒素、リン酸、カリが豊富で成分が安定しているため肥効も安定。化学肥料の削減にも貢献し、環境負荷を軽減する。ペレット化で散布むらが少なく、作業負担の軽減にもつなげた。
2月下旬に販売を開始した。15キロ入り1800円。JA各営農経済センターで販売している。
開発したJA営農経済部は「管内の良質な地域資源を活用した農作物の生産を進めることで、資源循環と持続可能な農業生産の拡大につながる」と強調する。
<2026年3月11(水) 日本農業新聞 朝刊 ワイド2北陸>
