機械貸し出しで省力化・生産コスト低減 - JA山口県

タマネギピッカー・収穫機の実演会

 JA山口県下関たまねぎ生産出荷協議会は5月中旬、下関市豊田地区でタマネギ収穫機とタマネギを拾い上げるピッカーの実演会を開いた。 
 作業負担の軽減と生産コストの低減のため、同JA下関統括本部が購入し、生産者に貸し出す。収穫機でタマネギの根部の土を掘り起こし、茎葉を切断、整列させ、ピッカーでプラスチックコンテナに収納する。
 実演はクボタの歩行型収穫機「OH―4」と、ピッカー「KOP―1000」。「OH―4」は茎葉の切断長、掘り取り深さ、車高などが調整でき、整地板と整地ローラーでタマネギをきれいに並べる。「KOP―1000」は、空きコンテナを最大30個積載でき、約30~40メートルの連続作業が可能だ。
 同協議会は約10戸が4ヘクタールで栽培する。今年産は暖冬で1週間ほど出荷が早まり、8月まで山口農協直販と新下関青果市場に出荷する。大玉傾向で出荷量が増える見通しだ。(日本農業新聞2019年5月31 日付中国四国版より)