SDGs達成へ 支援の輪つなぐ寄付-JAしおのや

米や調味料1000点集まる

 JAしおのや女性会は国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献しようと、家庭で余った食料品などの寄付を募り、フードバンクに届けるフードドライブを始めた。

 同会は、2月から会員約570人に協力を呼び掛け、3月下旬までに米や調味料、レトルト食品、お菓子、洗剤など約1000点が集まった。JA管内で寄付を受け付ける矢板市、さくら市、高根沢町に品物を等分し、寄付する。

 3月下旬には、女性会の大野文子会長や高根沢地区女性会の小堀栄子会長が高根沢町社会福祉協議会を訪問。同協議会が生活困窮者らに食品を提供する「フードバンクたかねざわ」に食料品や生活用品など390点約145キロを寄付した。

 同協議会の大野稔会長は「新型コロナウイルス感染拡大の影響で支援者が増えているため、フードバンクに協力してくれてありがたい」と感謝した。

 同女性会の大野会長は「SDGsの活動の一環で初めて実施した。今後も会員に声を掛け、定期的に寄付したい」と話し、小堀会長は「団体で参加して、大きな力として支援ができた。今回で終わらず、継続して続けたい」と意気込んだ。3月下旬には矢板市社会福祉協議会、4月上旬にはさくら市の福祉施設にも寄付した。
(2021年4月 21 日付  日本農業新聞  ワイド1北関東より)