資材サイト本格運用  - JA佐久浅間

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 JA佐久浅間は、2020年10月から試験運用を始めた組合員専用「生産資材受注サイト」をリニューアルし、6月から「JA佐久浅間生産資材e―shop」として本格運用を始めた。一層の組合員サービスの向上を目指す。

 JAは事業改革で効率化戦略の一つに「生産資材の予約注文の改善」を掲げている。サイトの普及をさらに進め、組合員サービスの向上と業務の効率化を実現する考えだ。

 サイト利用者から約70人を抽出し20年12月にアンケートを実施。利用頻度や使用端末、サイトのレイアウトなどの項目で得た回答を基に、営農経済部生産資材課と企画総務部事業改革推進課が改善ポイントを洗い出した。

 組合員からニーズが高かった予約注文時のクレジットカード決済対応と、ユーザー体験をゼロから見直し。操作方法など利用者の使い勝手を追求し、リニューアルを行った。

 現在、サイト登録者は185人。JAは今後も利用者から寄せられる要望を踏まえ、使い勝手を向上させる方針だ。

 事業改革推進課の荻原文彦係長はアンケート結果を分析し、リニューアル作業の中心を担った。「アンケートでの多くの意見や要望から、サイトへの期待の大きさを感じた。農家所得の向上に向けて事業改革をさらに進め、積極的なサービスの提供に努めたい」と話している。
(2021年7月2日付け  日本農業新聞ワイド1信越より)