地元ブランド牛 身近に - JA晴れの国岡山

産直販売を強化

 JA晴れの国岡山は、管内で育てる県を代表する「千屋牛」「なぎビーフ」「備中牛」「つやま和牛」などブランド牛肉の産直販売を強化する。ブランド力を生かして産地が協力し、総社市の山手直売所では「千屋牛」の先行販売を開始。安全・安心な牛肉を広域で販売することで、認知度アップと消費拡大で農家所得の増大につなげる。

 各産地は、独自に販路を開拓。県内外の百貨店やスーパー、外食店の他、JAの地元直営店などへの流通網を整えている。ただ、生産頭数が少ないため、取扱店舗は限定的。消費者から「どこで食べられるの」「近くで買えるようにしてほしい」とニーズが高まっていた。

 同JAの合併で米に並ぶ主要品目となり、2020年度は年間2790頭の肉用牛を出荷し、販売高は23億円に上った。各産地の特色や強みを生かしながら、品質・数量をまとめることで品ぞろえを充実させ、JA直売所でブランド牛肉を販売し、新たな価値の提供を目指す。

 山手直売所では「千屋牛」を常時取り扱う。9月下旬の店頭即売では、3日間で1頭丸ごと完売する人気だった。買い物客は「これまでは特別な店舗や地区にしかなく、敷居が高いイメージがあったが、身近な存在になった」と歓迎する。

 JAの山本日吉司常務は「生産から手掛けるJAならではの強みを生かした販売を通じて、生産振興につなげたい」と展望する。
(2021年 10月8日付け  日本農業新聞ワイド1中国四国より)