増やせ 金ゴマ - JAいび川

稲刈り用バインダー活用

 JAいび川は農業者の所得増大を目指し、新たな収益作物として金ゴマの産地化に取り組んでいる。今年9月には作業の効率化に向けて、管内の農地で農業機械による収穫試験を実施した。

 試験には管内で金ゴマを栽培している生産者や農機メーカー、JAなどから約20人が参加。稲刈り用のバインダーを応用し、刈り取り速度や作業のしやすさなどを確認した。JA担当者は「畝の高さに合わせて車輪などを調整すれば、安定して作業できそう」と話す。

 同JAは複合経営による安定した収入確保につなげようと業務用野菜を始め、さまざまな作目を提案してきた。その一つとして、近年、健康志向から需要が高まっている国産ゴマに注目した。

 無農薬、無化学肥料かつ大型機械を使用しないため、生産コストが低い。また、排水処理をすれば水田転用が可能で獣害に遭いにくいことから、中山間地帯の荒廃農地での作付けを期待できる。さらに、取引単価も比較的高いため、関心を持つ生産者が増えている。

 2015年から金ゴマ栽培が始まり、現在は10人が36アールで栽培している。

 昨年は75キロを生産し、今年は180キロを見込んでいる。
(2021年 10月 12 日付け  日本農業新聞 ワイド1東海より)