地元医療機関に米や野菜を供給 - JAいわて中央

病院食も地産地消で

 JAいわて中央は、医療法人友愛会盛岡友愛病院へ米や青果物を供給し、地元食材のPRと地産地消を推進している。

 同病院では、10日、地元産のトマトを使用した「ミートソース」が約200食分提供され、入院患者から好評を得た。使用したトマトについて紹介したJA職員手作りのカードも添えられた。

 今回使用されたトマトは新規就農者支援の一環として、JAが規格外品を買い取り、同病院へ提供したもの。地産地消の促進の他、規格外品を有効利用することでフードロス削減にもつながる。

 生産者は「本来は傷や裂果で規格外になるが、味は変わらないもの。ぜひ地元のトマトを味わってほしい」と話す。

 担当する生活推進部生活推進課の佐藤香奈絵さんは「地元産食材で食事をさらにおいしく、そして楽しく食べていただきたい。今後も患者のため、農家の生産意欲向上のために取り組んでいきたい」と話している。

 同病院では、8月中旬以降もズッキーニなど地元特産の野菜を使用したメニューが提供される予定。


<2022年 8月20日 (土)付  日本農業新聞  ワイド1東北>