選果施設フル稼働 - JA佐波伊勢崎

多品目に対応、生産振興

 JA佐波伊勢崎は11月上旬、トマトセンター、なす選果場、きゅうり選果場の利用組合役員に、トマトセンターの内覧会を行った。トマトセンターにナスの選果もできる機械を導入。実際にナスを流して選果を確認し、各組合役員と意見交換を行った。

 自己改革の一環で、選果場の稼働率向上や生産者の所得増大につなげる。2023年7月から本格稼働する予定で、出荷最盛期を迎える7月から9月にかけて露地ナスを中心に1万5000ケース(1ケース8キロ)の出荷を目指す。

 JAはナス、キュウリ、トマトを生産振興重点品目にしている。生産者の省力化や市場への有利販売につなげるため、04年にトマトセンター、17年になす・きゅうり選果場を設置した。今回導入した「イタマーズ式選果機」は多品目選果が可能で、従来のトマトに加えてナスの選果もできる。

 JAの大石正明販売事業部長は「3利用組合の合意で複合施設に移行できた。選果施設全体の稼働率向上に努め、生産振興を進めていきたい」と話した。


<2022年11月 18 (金)付け  日本農業新聞  ワイド1北関東>