六条大麦でヒンメリ製作 - JA兵庫南

JA職員が農高生に、農高生が小学生に伝承

 JA兵庫南は1月中旬、県立農業高校(加古川市)で、生徒らを対象に北欧の伝統工芸、ヒンメリのワークショップを行った。両者は特産である六条大麦などの地域食材の活用に向けて連携協定を結んでいる。

 同JAでは大麦の茎部分(わら)を活用し、ヒンメリなどを作る商品を展開しており、同校から地域の小学校で、特産品や地域資源などについての教材にしたいと打診があった。

 この日、同JAの職員が講師を務め、7人の生徒が参加した。わらを切り、針と糸を使って多面体をつなげ、ヒンメリを仕上げていった。生徒らは出来上がったヒンメリを手に、「小学生に教えるにはどうしたらいいかな」「小学生にはわらを切って準備しておいたらどうか」などと、授業の計画を立てていた。

 生徒らは今後、何度か試作を重ね、2月9日に市立野口南小学校(加古川市)の3年生を対象に授業を行う予定だ。


<2023年1月 19日 (木)付け  日本農業新聞  ワイド1近畿>