君津市産米「粒すけ」で甘酒を商品化 - 千葉・JAきみつ

米消費拡大に取り組む

 JAきみつは、君津市産米「粒すけ」を使った甘酒「意気衝天(いきしょうてん)」を12日に発売する。市内に酒蔵のある和蔵酒造と共同開発し、米の自然な甘さで飲みやすく仕上げた。

 JAは自己改革の「第六次農業・地域振興計画」で、農産物加工事業への挑戦を掲げ、直売所で販売する「ここでしか買えない逸品」の開発に取り組む。これまで、「にんじんジュースドロップス」「ニンニクドレッシング」などを開発してきた。

 今回は、米の消費拡大を目的に「飲む点滴」として注目される甘酒を商品化した。米は、県育成品種で2020年から本格出荷する「粒すけ」を使用。粒が大きく、程よい粘りと弾力が特徴で、直売所でも人気がある。

 商品開発に携わった経済部直売課の齋藤芽依さん(23)は「江澤武夫組合長が『元気なJAを目指そう』とよく話しているので、意気衝天とネーミングした。甘酒を飲んで、みんなに元気になってほしい」と話した。

 価格は1本500ミリリットルで648円。JA直売所「味楽囲おびつ店」「味楽囲さだもと店」「ゆりの里」で販売する。


<2023年11月10日(金) 日本農業新聞 ワイド2首都圏>