要支援者意識し避難計画を作成-群馬・JA北群渋川

地域全体で支える仕組みを構築

 JA北群渋川南支店榛東出張所は11月中旬の3日間、榛東村社会福祉協議会が開いた「住民支え合いマップづくり・個別避難計画作成」に参加した。要支援者の家を確認し、介護が必要な度合いに応じた避難計画を作成。駆け付ける担当者らを確認し、マップを作った。

 新井、長岡・山子田、広馬場の3地区で1日ずつ実施。JAや自治会長、議会議員、消防団、榛東駐在所、村内の福祉施設の職員ら263人が参加した。

 地域住民による顔の見える関係づくり(地域力の向上)と、避難行動の要支援者らを地域全体で支えることが目的。大規模な災害時に、自力での避難が難しい高齢者や障害者らを学区ごとに住民で支援できるよう2007年から毎年行う。

 同出張所の野村基也所長は「安心する村づくりを目標に、自分で避難できない人を地域で救う仕組みづくりを手伝いたい」と語った。


<2023年12月15(金) 日本農業新聞 ワイド2北関東>