JA職員の副業による生産者の農業支援が定着 - 群馬・JA邑楽館林

職員にとってもよい経験

 JA邑楽館林で、職員の副業による生産者の農業支援が定着してきた。JAは昨年7月、就業日や承認基準、順守事項などを定めたガイドラインを作成、8月から副業を解禁した。延べ7人が副業を行っている。人手不足の解消や労働力確保につながるなど、生産者からは感謝の声が上がる。

 副業先は管内の生産者に限定。①1日農業バイトアプリ「デイワーク」の登録者②無料職業紹介所の利用者③農業ジョブの利用者――だけに限る。

 2月下旬に明和町のキャベツ生産者の下で収穫作業を手伝ったJA園芸部の玉岡竜吾さんは「生産者の支援はもちろん、この経験を今後の円滑な営農指導につなげたい」と話した。

 作業を受け入れた(株)HiFERME(ハイフェルム)の荻原博信さんは「人手不足なのでとてもありがたい。JA職員にとってもよい経験になるはず。この取り組みが普及していけば、農家としてもうれしい」と述べた。


<2024年3月7日(木) 日本農業新聞 ワイド2北関東>