福岡県
災害時に燃料供給 自治体と協定締結-福岡・JA福岡京築
地域の燃料供給拠点として貢献
JA福岡京築と豊前市は12月中旬、「災害時における石油類燃料の供給に関する協定」を結んだ。大規模災害の発生時に、緊急車両や市庁舎といった重要な災害対策施設にガソリンなどを優先的に供給することを目的とする。
豊前市役所で締結式を開いた。時本数章組合長と後藤元秀市長が、協定書を交わした。
時本組合長は、「多くの方に利用してもらう中で、災害時にも利用できるよう対応を進めている。職員自身が被災する可能性も考慮し、対応策を内部で調整している。今後も地域の燃料供給拠点として役に立てるよう努めたい」と述べた。
後藤市長は「被災時の備えでは水や食料に注目しがち。だが、持ち運び可能な石油燃料の確保も重要だ。JAによる確保は、非常にありがたい。農業に加えてJAによる多角的な支援の重要性を改めて伝えていきたい」と述べた。
<2024年12月27日(金) 日本農業新聞 ワイド1九州>
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