神奈川県
廃棄する制服を再資源化-神奈川・JA相模原市
全部署から432キロの制服が集まる
JA相模原市は、持続可能な開発目標(SDGs)の目標達成に向けた活動の一環として、2024年の女性職員の制服切り替えで発生した旧制服のリサイクルに取り組んでいる。JA全部署から集まった制服の量は432キロ。主な素材であるポリエステルを中心に、適切な再資源化が行われる。
一般に、企業が採用する制服などのユニホームは産業廃棄物に指定されており、法律に沿って適正に処理する必要がある。JAは、JEPLAN(神奈川県川崎市)が運営する衣料品リサイクル推進プロジェクト「BRING UNIFORM」のシステムを活用する。このシステムでは企業が業種や業界の壁を越えて連携しており、手続きなどがスムーズにできるメリットがある。24年10月1日現在で292社がユニホーム回収に参加している。
回収したユニホームは服のポリエステル原料や自動車内装材などにリサイクル。再度、市場に循環させている。
制服のリサイクルは、SDGsの12番目の目標「つくる責任 つかう責任」に寄与するもの。JA総務部総務課の中島正美係長は「これからもSDGsの目標達成に向けて、身近なことから実践していきたい」と話す。
<2025年1月9日(木) 日本農業新聞 JA>
