農業体験ゲーム 「スタート」 - JA兵庫六甲

特産育ててポイントに

 JA兵庫六甲は、インターネット上で遊べる農業体験ゲーム「JA兵庫六甲あぐりスクール~農業を学ぼう~」を制作し、運用を開始した。イチゴや黒大豆エダマメなどの特産品を育て、収穫でたまるポイントは直売所で使えるクーポンに交換できる。ゲームを通じて、地域農産物やJAのファンづくりにつなげていく。

 JAでは支店を中心として、組合員・地域住民を対象とした食農教育活動に積極的に取り組んでいる。コロナ禍で活動中止・自粛を余儀なくされる中、新しい生活様式に即した「農業体験ゲーム」の制作を企画。同JAの合併20周年記念事業の一つとして、ITシステム開発・DX推進を手掛けるリレイス(大阪市北区)と共同開発した。

 ゲーム内で育てられる作物は、イチゴ、イチジク、黒大豆エダマメ、うるち米、白ネギ、ダイコン、トマト、ホウレンソウの8品目。どれもJA管内の特産品として栽培されている。家族で一緒に手軽に楽しみながら農作物を育てることで、地域農業について学ぶことができる内容となっている。また、各作物を収穫することでポイントがたまり、ポイントはJAの直売所で使える割引クーポンに交換できる。

 ゲームを通じて、地域で生産される農作物について学び、実際に直売所で手に取り味わってもらうことで、直売所利用者の増加や地域農産物・JAのファンづくりにつなげていく。ゲームは2022年1月31日までの公開を予定。
(2021年8月17日付け  日本農業新聞ワイド1近畿より)