レンコンのコンテナ栽培に挑戦 - 静岡・JA静岡市

レンコンの省力栽培と遊休農地の再生を目指す

 レンコンのコンテナ栽培に挑戦するJA静岡市チャレンジれんこん部会は9月上旬、静岡市葵区で試し掘りをした。本格出荷を前にした取り組みで、生産者とJA職員6人が参加した。

 この日は、高く伸びた葉を刈った後、大型プラスチック容器に水を流し込んで排水口から泥と水を排出し、残った茎からレンコンを収穫した。収穫作業にかかる時間はコンテナ1個につき約30分。試し掘りでは1コンテナ当たり15キロの収量を確認した。生産者は「今夏は、好天に恵まれ、例年より大きいレンコンがそろった。1コンテナ当たり20キロの収穫を目指したい」と意気込んだ。

 同部会は、レンコンの省力栽培と遊休農地の再生を目指し、2016年にコンテナ栽培を始めた。現在は、生産者3人が、20アールに約180個の容器を設置して栽培する。

 収穫は12月下旬までの予定で、同JAファーマーズマーケット「じまん市」で販売する。


<2024年9月25日(水) 日本農業新聞 ワイド2東海>