バレイショ産地確立へ - JAながさき県央

最新選果場フル稼働 市場と連携し計画出荷

 JAながさき県央ばれいしょ選果場で、春作バレイショの選果が本格化している。2019年産は、暖冬の影響で例年より10日ほど前進傾向。4月中旬から稼動した選果場は、出荷量は累計3,600トン(5月15日時点)。前年と比べ、約1,800トン多く推移しており、フル稼働している。
 今年産は生育状況も良好で、病害もなく仕上がりは上々。市場と連携し、計画的に出荷を進め、6月末までに昨年と同量の1万500トン(個選を含む)を見込む。
 同部会は18年4月に選果場を新設。最新の高性能機械を導入したことにより、処理能力は以前の1.4倍、日量170トンを誇る。(日本農業新聞2019年5月23日付 九州版より)

「メークイン」軸に底上げ 有利販売めざす

 JAながさき県央ばれいしょ部会は4月下旬、諫早市永昌町で通常総会を開き、「メークイン」の産地を目指すことを確認した。部会本部役員、県央振興局、JA全農ながさき、JA役職員ら21人が出席。19年度事業計画での生産・販売対策として①作付け品種の適正化(メークイン50%、丸物50%)②重点市場を中心とした継続・計画出荷③市場との迅速な情報交換──など、九つの重点事項を申し合わせた。
 18年産春作バレイショは、収穫量は平年を上回ったものの、5月の出荷ピーク時に北海道産・鹿児島県産と重なり、市場が飽和状態になった。しかし、「メークイン」は丸物に比べ、序盤に1,000円、中盤から終盤が500円の単価差を保ち、「メークイン」のブランドを生かし、有利販売できた。(日本農業新聞2019年5月17日付 九州版より)