和歌山県
梅消費拡大へ高糖度ミニトマトで付加価値さらに - JA紀州
デザート梅干し「tomato―ume」好評
和歌山県のJA紀州オリジナル商品「tomato―ume(とまと梅)」は2010年、合併前の旧JAみなべいなみが開発したデザートの梅干しだ。JA紀州が生産する高糖度ミニトマト「優糖星(ゆうとうせい)」の果汁を味付けに使うことで甘くなって食べやすくなっており、女性や若年層を中心に幅広い層に好評だ。
今年は7月中旬の4日間、味付け用の「優糖星」約10トン(前年比約250%)を目標に集荷した。糖度8以上をクリアしたものだけを使用し、JA独自の製法で加工する。
同JAは、関連商品などもPRすることでさらなる梅の消費拡大につなげたい考えだ。通信販売を中心に昨年度は約50万個(同約132%)を売り上げた。「とまと梅」を使用したたれ、ポン酢、そうめん、うどんの商品があり、今後も商品開発に取り組む。(日本農業新聞2019年7月10日付近畿版より)
味付け用には高糖度ミニトマト「優糖星」をふんだんに使う