移動販売車 導入5年目 - JA伊豆太陽

地域に定着 詐欺防止呼び掛けも

JA伊豆太陽は、食料品などの移動販売車を導入し、5年目を迎えた。専用車両に食料品を積み込み、商店が少ない地域を巡回する。「JAらしい取り組み」として定着し、販売高が伸びている。
 移動販売車はJA自己改革の柱の一つ「地域社会への適切なサービスの提供」を実現するため、買い物に不便を感じている地域住民の要望を受け、2015年8月に導入した。
 火曜日は南伊豆地区、水曜日は下田地区、木曜日は河津地区、金曜日は西伊豆地区で週4日、4地区29カ所を巡る。
 19年度は4月に南伊豆町に新設した直売所「はればれ売店」から青果物を積み込み、ラインアップを広げた。新鮮な野菜や果実は利用者からも好評だ。
 移動販売車担当の関本武係長は「喜んでくれるのでやりがいがある。利用者の声を大切に利便性の向上に努めたい」と話した。移動販売車では、特殊詐欺の未然防止の呼び掛けや、JAのイベントを紹介するなど地域の見守りも行っている。(日本農業新聞2019年8月24日付東海 静岡・三重版より)