規格外梨 買って応援 - JAさいたま

降ひょうや長雨 酷暑で被害

 埼玉県農林部生産振興課と伊奈町アグリ推進課、JAさいたまは8月31日、今年5月の降ひょうや長雨、酷暑で被害を受けた町内の梨農家を支援するため、伊奈町のJA四季彩館農産物直売所の店頭に特設テントを設置し、梨の販売を行った。
 伊奈梨出荷組合から集荷し、規格外などとなった梨「豊水」「彩玉」を特別価格で販売。JA職員をはじめ関係者らが店頭に立ち、来店者に被害の状況を説明しながら「農家の皆さんへの支援として協力をお願いします」と呼び掛けた。
 町内在住の60代女性は「毎年おいしい梨を届けてくれる農家のためにも喜んで協力する」と理解を示し、3袋を購入していた。
 今回の支援について出荷組合の組合員は「県、町、JAのおかげで梨が無駄にならずに済んだ。非常に感謝している」と話した。JAでは管内の上尾市でも降ひょうの被害を受けた梨農家を支援するため、行政などと協力して特別販売に取り組んでおり、今後も積極的に取り組む考えだ。(日本農業新聞2019年9月6日付首都圏版より)