交流重ねる ピーマン部会 - JA尾鈴

コープ東北 取り扱い10年以上

 JA尾鈴ピーマン部会のハウス(川南町)に3日、仙台市からコープ東北と守屋青果物商店のバイヤーが視察に訪れた。定植から約1カ月たった特別栽培の「さららピーマン」が70センチほどに育っている。
 減農薬・減化学肥料の特別栽培農産物に力を入れるコープ東北は「さららピーマン」を取り扱って10年以上、守屋青果も9年と長い。年に2回は同部会員が仙台市へ出向き、店頭でPR活動を行うなど、着実に交流を深めてきた。
 同部会の加藤政嗣部会長は「販売先とのパイプ、それも顔と顔を合わせて話せるこういう信頼関係は絶対に必要。減農薬・減化学肥料への私たちの取り組みを理解した上で、売り方にも反映してくれるのは大変ありがたい」と語る。
 コープ東北への2018年度出荷実績は総計金額の約10%を占めた。同社の後藤正幸さんは「生産者と実際に話すのはとても大切。尾鈴のピーマン部会の熱意は全国的にもなかなかない。現在は全50店舗中7割での扱いを、全店舗へ広げたい」と話した。(日本農業新聞2019年10月10日付県版宮崎より)