秋冬野菜 セル苗を共同導入  - JAマインズ

繁忙期分散 端境期対策で配布

 JAマインズそ菜部会は、キャベツ、ブロッコリー、ハクサイのセル苗を共同購入し、希望する部会員に配っている。
 同部会は、JA管内5地区のそ菜部会の本部組織。作業の省力化と農業所得向上を図るため、26年前からトマト、ナス、キュウリのプラグ苗や定植苗を、14年前からは抑制栽培用のトマト、キュウリ苗を共同購入している。同部会が秋冬野菜のセル苗を共同購入するのは今回が初めてだ。
 秋冬野菜のセル苗の共同購入の取り組みは、JA調布地区そ菜部会が独自に行い、部会員から好評を得ていた。本部組織の活性化の一つとして取り入れたいとのJA調布地区そ菜部会員からの提案で実現。事業化することでJAマインズそ菜部会とJAからの助成で通常価格より安くなり、会員の経費負担を減らす。
 

キャベツ、ブロッコリー、ハクサイから10品種

 品種の選定は、実績のあるJA調布地区そ菜部会で配っていたキャベツ3品種、ブロッコリー4品種、ハクサイ3品種。8月上旬から9月11日までの間の5日間で「セルトレー128穴」を約460トレー配る。
 JAマインズそ菜部会の石坂良司部会長は「部会員の安定した生産と、繁忙期の分散や端境期対策で行っている。事業が部会内で早く浸透し、多くの組合員に利用してほしい」と呼び掛ける。(日本農業新聞2020年9月10日付ワイド2首都圏 より)