准組合員に農業アピール  - JAぎふ

懇談会で声集める

 JAぎふ岐南支店では24日、准組合員に向けた2回目となる利用者懇談会を開催し、「農業の応援団」の会員8人が参加した。旬の地元農産物をもっと知ってもらおうと、同支店で「冬野菜の特性&イチゴの食べ比べ」講座を併せて行った。

 同支店では、JA事業や農業への理解を深めることに加え、利用者の視点から気軽に意見を出してもらうことや、より多くの参加者が来てもらえるように初めて講座を設けた。意見は支店運営委員会と協議し、支店・地域づくりのきっかけや、JA事業の反映を目指すヒントとして集約する。

 「農業の応援団」を、地域農業をともに支えるパートナーと位置付け、岐阜県の農業を「食べて応援」「作って応援」してもらうために、イチゴをテーマとした講座を同支店と岐南町にある同JA産直施設「おんさい広場はぐり」と企画を重ねてきた。地元農産物の認知度を高め、「おんさい広場はぐり」への集客を図ることで、売り上げアップを図る。

 この日は、利用者懇談会でさまざまな意見が出た後、野菜ソムリエの資格を持つ深尾光恵さんが講師となり、イチゴの知識と食べ比べクイズやレシピ紹介、冬野菜の保存方法など資料を使い説明。新型コロナウイルス感染症を配慮し、「美濃娘」「白雪姫」「やよいひめ」「もういっこ」の4品種の食べ比べは自宅で行った。

 参加者は「JAに対する思いが、今後のJA事業に反映することを期待する。新鮮な農畜産物を求め、定期的におんさい広場に行く」と話した。同支店の後藤篤子支店長は「消費者と生産者をつなぐ懸け橋として、定期的に旬の農産物を紹介していきたい」と話した。(ぎふ)
(2021年2月26日付 日本農業新聞ワイド1東海より)