「でんまぁと号」冷蔵品もお届け - JAあいち中央

運行スタート

 JAあいち中央産直振興部は2月下旬、同JA安城南支店管内で移動販売冷蔵車「でんまぁと号」の運行を始めた。

 移動販売車には豆腐や漬物、練り製品、麺類、ちりめん、魚の干物などが詰め込まれ、JAファーマーズマーケットでんまぁと安城西部に持ち込まれた地元農産物を中心に、管内5カ所で販売された。

 同JAでは2020年9月に閉店した産直センター安城南管内の消費者ニーズを充足するため、翌10月から産直移動販売を行ってきた。

 冷蔵設備のない移動販売では、取り扱う商品に限りがあり、ワンストップ販売が実現できていなかった。肉や魚、乳製品など保健所の営業許可が必要な商品については申請が通り次第、取り扱う予定。

 同部の野村照司部長は「これまでは地元農産物やJAオリジナル特産加工品、でんまぁと安城西部が厳選した商品を中心に販売してきた。今後はお客さまに一層喜んでもらえるように、できる限りの冷蔵品を準備して販売していきたい」と話した。
(2021年3月9日付 日本農業新聞ワイド2東海より)