厩舎再建に役立てて  - JAぎふ

基金で岐阜大馬術部支援

 JAぎふは4月中旬、全焼した厩舎(きゅうしゃ)の再建を目指す岐阜大学馬術部に支援金100万円を贈った。

 同部は、馬術競技の普及や「ぎふ信長祭り」のパレードに馬と学生が参加するなど、地域貢献活動に尽力している。しかし、2020年6月の火災により、厩舎の中にいたせん馬3頭と雌馬1頭が犠牲になり、部の存続が危機に陥った。伝統ある同部の再建を同JAの地域活動支援金(通称=みのっ太基金)で支援したいと同JAが名乗り出た。

 同基金は農業振興・街づくり・環境保全などの活動をする団体を支援することで、地域の活性化や地域振興を促進させることを目的として募集する。

 同日は同大学の学長室で、同部の水野智絵主将ら部員3人が同JAの櫻井宏組合長から目録を受け取った。水野主将は「JAから頂いた支援金で、馬たちが快適に過ごせる厩舎を造っていきたい」と感謝を述べた。

 櫻井組合長は「馬術部が存続危機に立っていることを知り、伝統を絶やしてはいけないと支援することを決めた。基金を活用し、一刻も早い再建を目指してほしい」と話した。
(日本農業新聞 4月21日付ワイド1東海より)