圃場巡回時に融資相談  - JAごしょつがる

担当職員が同行

 JAごしょつがるは、指導担当職員と融資担当職員が連携して生産者の元を訪ねる同行推進の取り組みを始めた。組合員組織の総会や講習会で資金の紹介を行ったことはあるが、圃場(ほじょう)に同行しての推進は初めて。

 同JAでは、事業計画の中で、「出向く体制」の構築を基本方針に掲げており、今回の取り組みはその一環となる。

 6月17日、木造総合支店金融共済課で融資担当の三浦祐也さんは、木造地区の販売指導担当の片山和善課長補佐の圃場巡回に同行。乾燥機の購入を検討しているという佐藤允紀さんの圃場を訪れた。

 予算や購入時期について確認した上で、三浦さんは2種類の資金を提案した。佐藤さんは、農機メーカーと見積もりの打ち合わせをして、検討を進めたい考えだ。

 片山課長補佐は「これまで圃場の巡回中に農機具など購入のための融資の相談を受けることはあったが、詳細な説明はできなかった。融資担当者と同行することで、その場で専門的な内容について回答でき、解決につなげられる。今年は融資担当者にどんどん同行してもらいたい」と意気込みを話した。
(2021年7月1日付け  日本農業新聞ワイド2東北より)