農高生に動画で事業紹介 - JA十和田おいらせ

イメージ向上へ一役

JA十和田おいらせは地域農業やJA事業を「見て・知ってもらう」スライド動画を制作した。既存の動画に改良を重ねて6月29日、地元農業高校の生徒32人に初公開した。今後は、学校の職場見学、インターンシップ(就業体験)などに活用し、JAのイメージ向上と人材確保につなげる。

 学生や地域住民にJAをもっと理解してもらおうと2019年に教育人事課と企画広報課が制作した。

 動画は、JA事業や各部署の業務内容を写真で表現。農家巡回や窓口対応など日常業務、地域イベントで農畜産物をPRする様子に加え、自然災害の場面ではJAと農家が協力し、被災農家の再建をサポートしていることなど約15分にわたって紹介している。

 今回は、JAをより身近に感じられるように笑顔の現役職員の登場を増やした。さらに、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に積極的に取り組み、安心して暮らせる豊かな地域づくりをけん引していることを強調した。

 教育人事課の山端絹子課長は「JA事業を理解している学生は少ない。まずは動画を見て興味を持ち、就職先の選択肢として考えるきっかけになってほしい」と期待する。
(2021年7月13日付け  日本農業新聞ワイド2北東北より)