お米になるまで インスタ発信 - JAレーク伊吹

収穫後をつぶさに

 JAレーク伊吹は、米を収穫した後のはさ掛けやもみすりなどの手作業を、写真共有アプリ「Instagram(インスタグラム)」の公式アカウントで発信し始めた。9月の「親子で楽しむ稲刈り体験」で説明予定だったが、新型コロナウイルスの感染が拡大したため中止。参加予定だった申込者が家庭でもできるように、収穫後からの作業をJAで行い、分かりやすく発信していく。

 第1弾ははさ掛け。「コシヒカリ」の稲を1束ずつひもで縛り、日当たりの良いJA本店兼近江支店入り口で職員お手製のはさ掛け台に5束干し、来店者をJAらしく秋の雰囲気で出迎えている。今後、水分量を計測しながら10日ほど乾燥させ、もみすりや精米を経て、米1合半ほどになる予定。

 公式アカウントは今年5月に開設した。5月に開催した「親子で楽しむ田植え体験」で、田植え時と同じ苗を植え付けたバケツ稲を観察日記と共に配布。家庭でも稲の分げつや開花などを観察し、インスタグラムで投稿するよう促すと、バケツ稲を日なたと日陰に置き、稲の成長の違いを観察したきょうだいもいた。
(2021年9月7 日付け  日本農業新聞ワイド1近畿より)