共同炊事新メニュー 冷凍野菜で食品ロス減-JAにしうわ

繁忙期のかんきつ農家支援

 JAにしうわの生活指導員は9月下旬、繁忙期のかんきつ農家を支援するため、八幡浜市のJA本店で「共同炊事新メニュー試作会」を開いた。2021年度は食品ロス削減の観点から、冷凍野菜の活用を検討する。

 JAは共同炊事を通じて、収穫や選果など農作業に追われる農家の食を支えている。本年度で36回目の取り組み。昨年度は約1カ月半、旧八幡浜市内の農家242戸に735食分を作った。

 近年、世界的に持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みが重要視されていることから、今年は食品ロスの削減に着目。無駄な廃棄を防ぐために、ダイコンやカボチャなど冷凍野菜を導入する予定だ。

 JA生活指導員らは「食品ロスの削減にもつながるし、作業効率も上がる」「野菜の価格高騰にかかわらず、これまでの価格で安定した品質を提供できる」などと話している。
(2021年10月5日付け  日本農業新聞 ワイド2中国四国より)