JAにシトラスリボン 女性部が贈る-JAいすみ

手作りで300個

  国連の持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むJAいすみ女性部は11月上旬、差別・偏見のない明るい社会づくりの一環として、手作りのシトラスリボン300個をJAに贈った。いすみ市のJA本所で贈呈式を行い、花崎隆組合長に直接手渡した。

 シトラスリボンは、黄緑色やだいだい色のひもをリボンにしたもの。三つの輪が特徴で、輪はそれぞれ「地域」「家庭」「職場または学校」を表す。

 昨年、新型コロナウイルスに感染した人への差別・偏見を防ごうと愛媛県の有志が考案し、全国の団体や学校で「シトラスリボンプロジェクト」として広まった。女性部も賛同し7月からリボンを手作りしている。

 女性部の坂間範子部長は「コロナ禍でも誰一人残さず笑顔で過ごせる社会を願っている。このリボンを役立てていただきたい」と依頼。花崎組合長は「引き続き感染予防に努めながら、役職員がリボンを付けて差別・偏見防止を呼び掛けていきたい」と力を込めた。
(2021年11月18 日付  日本農業新聞ワイド2首都圏より )