所得最大化へ座談会 法人から聞き取り - JA秋田しんせい

今後の経営事業を提案

 JA秋田しんせいの農業経営支援室は、モデル農業法人10組織を対象に法人座談会を開いている。経営状況の確認や意見交換、栽培管理のアドバイス、今後の法人経営の事業を提案する。

 座談会は年2回開き、法人の構成員とも意見交換することで、より多くの意見と要望を集めることを目指している。

 11月29日には農事組合法人水沢の郷、12月3日には農事組合法人平根ファームで座談会を開いた。作物の安定生産や今後の労働力の確保、法人経営の基盤強化に向けての課題などの意見・要望が出た。

 農業経営支援室の渡部治室長は「2021年産米の米価下落を受け、次年度の所得最大化に向けてクラウドサービスシステムを使った経営提案を行っている。法人とJAが一体となって、取り組みを進めていきたい」と話した。
(2021年12月5日付け  日本農業新聞エリア東北より)