牛ふん堆肥一括仕入れで低価格実現 - JAにしたま

購買事業利用へPR

 JAにしたま営農経済部経済課は11月、牛ふん堆肥の一括仕入れによるパレット販売に取り組んだ。配送のコストを抑えて低価格供給を実現。JAで農業用資材や肥料を購入する機会が少ない農家に購買事業をPRし、利用するきっかけとすることが目的だ。

 牛ふん堆肥は多くの農家に需要がある。価格を下げれば購買事業への注目が集まると考えた同課が、工場直接仕入れによる共同購入を企画。旭肥料の「ふじの堆肥」(1袋15キロ入り)を選んだ。

 配送コストを抑えるため、山梨県富士河口湖町の堆肥工場から合計16パレット、計12トンを一括で仕入れてパレットごと販売。農家へは1パレット(50袋)を2万3000円、2パレット(100袋)を4万3000円で販売し、JAが通常、店頭で販売する堆肥よりも1袋当たり約25%安く提供した。

 同課の小林禎課長は「今後も農家のニーズに合った経済事業を展開し、多くの組合員に利用してほしい」と話す。
(2021年 12月21日付け  日本農業新聞 ワイド1首都圏より)