子育て世代とコミュニティー誌で接点強化 - JA越後さんとう

総合事業の浸透狙う

 JA越後さんとうは、子育て世帯向けのコミュニティー誌「Fam.byJA越後さんとう」の発行で、JAとの接点が少ない子育て世帯へJAのサービスを紹介している。子育て情報と絡めて紹介することで、総合事業の浸透を狙う。

 12月中旬に発行したのは第2号。保育園や小学校を通じて配布し、子育て支援センターにも置いてもらうよう依頼した。

 このコミュニティー誌を、子育て世帯が「自分に向けられたものだ」と思えるように、若年層向け雑誌のようなデザインにこだわった。

 今号は、JAの子育て支援の取り組みや米粉を使ったレシピ、農業者インタビューを掲載。その他にも、地元工務店と連携したページを設けてJAローン紹介を盛り込んだ。地域の見どころを紹介しながらJA-SSをPRするなど、JAのサービスも目に入るようにした。

 読者プレゼント付きアンケートには、配布後に多数の回答が寄せられている。「子育て支援イベントはぜひ参加したい。地域密着で、安心して利用や相談ができそうだと思った」「おしゃれで読み物も面白かった」「米粉のレシピが良かった。利用方法をもっと知りたい」などの声があった。

 企画・発行をする総務課の河野洋課長は「自分も含めて課内6人全員が子育て中で、対象世代と同じ。作成の際に生の声を反映することができた。JAのサービスをもっと使ってもらえるように、今後も広報を工夫したい」と話している。
(2021年12月 29 日付け  日本農業新聞 ワイド1信越より)