移動販売車 スタート - JAいび川

高齢者の買い物支援

 JAいび川は、揖斐川町から業務委託を受けて2日に移動販売車の運行を始めた。中山間地域の住民らへ食料品などの生活必需品を届け、生活を支援する。

 移動販売車「よってみーな号」は週5日で稼働し、主に旧村地域に住む高齢者に行ったアンケート結果をもとに40カ所を巡る。事前にニーズの高い商品情報を聞き取り、生鮮食品や総菜、調味料、インスタント食品などを積載した。

 稼働初日は、春日地域(旧春日村)を運行。同地域は山沿いに集落を構えており、冬は積雪が多いため車での移動は危険を伴う。地域の特徴や事情を考慮し、各集落の住民が徒歩でも来られるような場所に停車して販売した。

 「よってみーな号」が到着すると近所の住民らが足を運び、買い物を楽しんだ。80代の女性は「足が良くないので近くで買い物ができてありがたい。品ぞろえも豊富で毎週来てもらうのが楽しみになった」と笑顔を見せた。

<2022年 2月 4日付  日本農業新聞  ワイド1東海>