都市農地の有効活用を推進 - JAマインズ

貸借マッチング事業、貸し出し農園事業などについて組合員から意見聴衆

 JAマインズは9月下旬、府中市の西府支店で、都市農地の貸借に関する意見交換会を開いた。国分寺市農業委員会や同JA、JA東京むさし国分寺支店の職員合わせて19人が参加した。

 JAマインズは2018年9月に施行された「都市農地の貸借の円滑化に関する法律」に基づき、都市農地の有効活用に努めている。意見交換会は、同JAの貸借マッチング事業や、営農指導課で運営管理する貸し出し農園事業などについて意見を聞くことを目的にしている。

 当日は、営農指導担当や農地貸借契約を担当する資産管理課の職員が農地貸借の現状や事業概要を説明。マッチング事業の課題や対策について意見を交わした。

 貸主や借り主の考え方やJAが仲介する意義など、さまざまな意見が出た。同法律を知らない農家が多いとの見解があり、同農業委員会は、周知方法を検討する必要があるとした。

 同農業委員会の田中豊会長は「意見交換会で得た知識を活用して国分寺市の都市農地貸借を推進し、未来に続く都市農業の確立を目指したい」と話した。


<2022年10月 28 日(金)付け  日本農業新聞  ワイド1首都圏>