「赤とんぼ米」稲刈り 環境に配慮した農業紹介 -JAあいち豊田

行政と連携、看板で環境にやさしい米づくりを分かりやく解説

 JAあいち豊田は9月中旬、豊田市元城町の「とよたエコフルタウン」で、行政と協力して栽培する特別栽培米「赤とんぼ米」の稲刈りをした。環境に配慮した農業の取り組みを知ってもらうために栽培するもので、今年で5年目を迎えた。

 この日は施設内の小川付近に作られた10平方メートルの田んぼで、市役所とJA営農指導課の職員らが協力して収穫した。はざかけをして乾燥・脱穀後、同市で開くイベントなどで来場者に振る舞う予定だ。

 田んぼの横には看板を設置し、農薬などを県慣行基準の5割以下で栽培し、水生生物に配慮した農業ということを説明した。人にも環境にも優しい米作りを分かりやすく伝え、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みの一つとして活動している。

 同施設は、都市の先進技術と山村の原風景が共存して、持続可能な「豊かな暮らし」を目指した新たな取り組み事例を体感できる場所として、学び・遊び・体験などのさまざまな取り組みが行われている。


<2022年9月 23 (金)付  日本農業新聞  ワイド1東海 >