もち麦特産化へ - JAみのり

圃場巡回し研修

もち麦「キラリモチ」の特産化を目指す加東市もち麦活用協議会は12月中旬、もち麦の圃場(ほじょう)巡回研修を行った。10営農組合の圃場を巡回し、発芽状況や排水対策などを確認した。

 生産者や出荷先のマルヤナギ小倉屋、加西農業改良普及センター、市、JAみのりなど24人が参加した。

 昨年10月下旬から11月上旬にかけて、11集落・法人と個人生産者5人が104ヘクタールで播種(はしゅ)を行った。福吉地区営農組合の小林義昭組合長は「研修で聞いた工夫点などを参考にしながら、収量を伸ばしていきたい」と話した。

 市内では2017年にもち麦の栽培が始まった。市内に工場のある同社の申し出を受け、JA加東営農経済センター管内で試験栽培を開始。20年産で、元々栽培していた小麦「シロガネコムギ」からもち麦に全面転換した。


<2023年 1月11 日(水)付け  日本農業新聞  ワイド2近畿>